静岡県警人身安全少年課の監修のもと「楽しく安全に休みを過ごす」ための教材を開発
2023年6月22日 / お知らせ, 共同研究, 情報モラル教育
静岡大学教育学部塩田研究室は、静岡県警人身安全少年課の監修のもと、「子どもたちが楽しく安全に休みを過ごす」ための教材を開発し、6/22(木)より無料で公開いたしました。
夏休みなどの長期休暇期間においては、子どもたちが深夜徘徊から飲酒や薬物など様々なトラブルに巻き込まれる危険性が高まります。令和4年中、静岡県内においても、喫煙、深夜徘徊等の不良行為で補導された少年は9,337人,そのうち38.5%が高校生でした。(静岡県警察本部生活安全部人身安全少年課2023年「丘の子どもたち 静岡県の少年非行等の概況」)
一方、このようなトラブルに対しては、継続的に啓発活動が行われていますが、その多くが「危険性を伝えて、怖がらせる」という教育方法のため、子どもたちが「自分には関係ない」と他人事になりやすいという課題がありました。
そこで塩田研究室では、静岡県警人身安全少年課の監修のもと、「場面強制想像法」を用いた教材を開発いたしました。本教材では、「午後11時を過ぎて出歩いてしまう時ってどんなとき?」(場面強制想像法)というワークを行うことで、「状況によっては深夜に出歩いてしまうかも」という自覚を促し、それらの場面での「断るスキル」を身につけることを目的としています。
教材(PDF形式)は以下よりダウンロードしてお使いいただけます。
楽しく安全に休みを過ごすために_ワークシート
楽しく安全に休みを過ごすために_指導書
教材を学校以外で利用する際は,出典を明記してお使いください。また,教材を改変してお使いいただく場合には,お問い合わせフォームからご一報ください。