静岡県警少年課の監修のもと「自画撮りトラブル」を防ぐ教材を開発
2022年3月2日 / お知らせ, 共同研究, 情報モラル教育
国立大学法人静岡大学教育学部塩田研究室(准教授:塩田真吾)は、静岡県警少年課の監修のもと、子どもたちの「自画撮りトラブル」を防ぐための教材を開発し、3/2より無料で公開いたしました。
現在、子どもたちが自分の裸や下着姿を撮影し、その画像等をメッセージ等で送ってしまうという「自画撮りトラブル」が大きな問題となっています。令和3年中、静岡県内においても、児童がだまされたり、脅されたりして、自分の裸体を撮影させられた上、メール等で送らされる被害に遭った児童や、自身の裸体の画像データを、児童自らがSNS上に投稿して県警に検挙された児童がいます。
一方、こうした自画撮りトラブルについては、県警による取締りの強化に加え、継続的に啓発活動が行われていますが、その多くが「危険性を伝えて、怖がらせる」という教育方法のため、子どもたちが「自分には関係ない」と他人事になりやすいという課題がありました。
そこで塩田研究室では、静岡県警少年課の監修のもと、「場面強制想像法」を用いた教材を開発いたしました。本教材では、「自分が自画撮りを送ってしまうシチュエーションを考える」(場面強制想像法)というワークを行うことで、「もしかしたら自分も自画撮りトラブルにあってしまうかも」という自覚を促し、それらの場面での「断るスキル」を身につけることを目的としています。本教材は、教育関係者や警察関係者は無料でダウンロードしてご活用いただくことが可能です。
教材は以下よりダウンロードしてお使いいただけれます。
zip形式のフォルダ内に,授業スライド(PowerPoint形式/15分版と50分版の2種類),ワークシート(PDF形式/15分版と50分版の2種類),ガイドブック(PDF形式)が入っております。
自画撮りトラブルから身を守ろう
教材を利用する際は,出典を明記してお使いください。また,教材を改変してお使いいただく場合には,お問い合わせフォームからご一報ください。