LIXILと学校でのケガの当事者意識を促す安全教育プログラムを開発

2024年4月1日 / お知らせ, 共同研究

株式会社LIXILは、静岡大学教育学部塩田研究室と共同で、「自分がケガをしてしまう場面」を考える場面強制想像法を用いて、小学生のリスクの当事者意識や安全意識を高めることをねらいとした安全教育プログラムの開発に取り組みました。

■取り組みの背景
従来の小学校保健「けがの防止」に関する授業や安全教育プログラムでは、けがの防止に向けたKYT(危険予知トレーニング)シートや応急処置などの授業が取り組まれてきました。しかし、けがの防止について児童らが当事者意識を持つことが難しく、自分事として考えることが難しい、と指摘されています。そこで、本研究では、身の周りのけがについて児童らが当事者意識を持つことを目的としたプログラムを開発することとしました。

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■取り組み内容
本研究は、2つのポイントがあります。
1つ目は、ワークシート(下記)を使って「ケガをしてしまう場面」を想像することです。従来の安全教育はトラブル事例を提示し、怖がらせる授業となってしまい、ケガを自分事として捉えさせることが困難でした。そこで本教材は「どこで」「なにがどのように」「気持ち」のキーワードから「自分がケガをしてしまう場面」を考えることで、いくつかの要因が重なると「自分がケガをしてしまうかもしれない」と、ケガを自分事化することができます。
2つ目は、対策アイデアの考え方を学ぶことです。子ども達が対策を考える時に、「ケガをしてしまう場面」を分析したことで、その要因に沿った具体的な対策アイデアを考えることができます。また、場面強制想像法やアイデア検討などのワークショップ型の授業とすることで、楽しく学べる安全教育となります。

教材は以下よりダウンロードしてお使いいただけれます。
zip形式のフォルダ内に,授業スライドとワークシート,指導書がPDF形式で入っております。

自分がケガをするのはどんな時?

教材を利用する際は,出典を明記してお使いください。また,教材を改変してお使いいただく場合には,お問い合わせフォームからご一報ください。

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