ネットの「あやしい」を見きわめよう(シニア編)の無償提供を開始
2018年12月13日 / お知らせ, 共同研究, 情報モラル教育
私の研究室とカスペルスキーの共同研究の成果として,カード形式のシニア向け情報セキュリティ啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう(シニア編)」の配布を開始しました。
カスペルスキーと静岡大学 教育学部 塩田研究室では、幅広い年代でインターネットの利用が日常になっている中で、シニアのインターネット上のトラブルが増加していることから、更なる啓発が必要と考えていました。そこで、シニアのインターネットリテラシーを高め、安心してインターネットを利用するための判断力を身に付けていただくために、情報セキュリティ啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう」のシニア編を共同開発しました。教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう」は、2017年10月から主に中学生を対象として提供してきましたが、シニア編ではその手法は変わらずに、内容をシニア向けに新たにしました。
「ネットの『あやしい』を見きわめよう(シニア編)」では、安全なインターネット利用について、カードや説明スライドなどの教材を使い、複数人でディスカッションしながら学ぶことができます。個人情報や金銭的なトラブルなど、シニアにとってリスクの高いケースを学べるよう、「架空請求」や「偽のショッピングサイト」などの具体例を採用しています。また、はがきサイズのカードを使い視認性も高めています。本教材は、消費者センターやシニア向け情報セキュリティ啓発セミナー、地域の老人クラブの活動など、さまざまな場面での利用を想定しており、非営利目的の使用であればどなたでもカスペルスキーのホームページからダウンロードしてご利用いただけます。
リリースの内容はこちらから。教材はこちらから。