塩田研究室では,東京都教育委員会,LINE株式会社が共同開発した「SNS東京ノート」の制作に協力いたしました。
開発した「SNS東京ノート」は,小学生(低学年・中学年・高学年),中学生,高校生向けの5種類あり,今後は東京都内公立学校の全児童・生徒向けに配布される予定です。
以下,LINE株式会社のリリースより一部転載いたします。
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LINEでは、昨年3月30日に、児童・生徒の方々に情報リテラシーや情報モラルを身に付けてもらうとともに、コミュニケーショントラブルを防止することなどを目的として、東京都教育委員会と「SNS東京ルール」共同研究プロジェクトの実施にかかる協定を締結*1しました。本協定を通じ、情報リテラシーや情報モラルの効果的な指導法や補助教材等に関し、共同研究を行ってまいりました。そしてこのたび、児童・生徒が主体的に情報モラルについて学べる教材として「SNS東京ノート」を共同開発し、本年3月末より都内公立学校の全児童・生徒向けに配布を開始することを発表いたしました。
「SNS東京ノート」は、児童・生徒自身らが話し合いを通じて学べる教材であることを重視し、以前よりLINEが国立大学法人静岡大学教育学部准教授 塩田真吾氏と共同開発し、講演活動等で活用してきた「カード教材」を取り入れた内容となっています。これにより、インターネットの特性を理解するだけでなく、人による認識の違いに気づき、より適切なSNS、ネットとの関わり方について当事者意識を持って考えを深めることが可能となっています。また、発達段階に即した教材とすべく、小学生(低学年、中学年、高学年)、中学生、高校生向けの5種類を用意しています。さらに、学校だけでなく、家庭内でのルールを考える項目も取り込んでおり、家庭内や保護者間でも話し合いを行ったりするためにも活用いただける内容となっています。
なお、本教材は後日、東京都教育委員会のホームページより、どなたでも閲覧、ダウンロードによる活用が可能となる予定です。
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今後は,この「SNS東京ノート」を活用した研究,研修を積極的に行っていく予定です。